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ADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)とは、「食事」「排泄」「移動」「更衣」「入浴」など、日常生活における基本的な行動を指します。
ADL維持加算は、通所介護の利用者が一定期間にわたりADLを維持・改善していることを評価し、事業所に対して加算が認められる制度です。
単なる身体機能訓練だけでなく、日常生活を通じた包括的なケアの質が問われるため、介護サービスの質向上にもつながります。
ADL維持加算は次のような目的で設けられています。
ADL維持加算の算定には、以下のような厳格な要件があります。
2024年度改定時点での加算点数は以下のとおりです:
区分 | 単位数 | 備考 |
---|---|---|
ADL維持加算(Ⅰ) | 月30単位 | Barthel Index による評価・維持基準を満たすこと |
ADL維持加算(Ⅱ) | 月60単位 | より高い維持・改善効果が確認された場合 |
評価の際の主観を排除し、チームでの客観的評価体制の構築が必要です。
LIFEに関する知識や操作スキルを職員が習得する必要があります。
日常生活動作にフォーカスした個別機能訓練計画の再設計が重要です。
ADL維持加算は、単なる書類対応ではなく、日々のケアの中でどれだけ自立支援に取り組めているかが問われます。科学的介護への対応が求められる今、ぜひ加算算定を通じてサービスの質を高めていきましょう。
乾行政書士事務所は、大阪府・京都府を中心に、福祉・介護事業の指定申請サポートや運営支援を行っている医療・介護・福祉支援に特化した事務所です。
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