指定申請のよくある不備と通るポイント

指定申請とは?

障がい福祉サービスを提供するために、都道府県・市町村から指定(許可)を受ける手続き。

主な種類

  • 新規指定申請
  • 更新申請
  • 指定内容変更届出

【よくある不備①】法人書類の不備

・登記簿謄本の最新日付でない

定款の記載内容と申請書の目的が一致していない

・履歴事項証明書の提出漏れ

通るポイント:登記簿謄本・定款は申請日から3ヶ月以内のものを取得
       目的欄に「障害福祉サービス事業に関すること」が明記されているか確認

【よくある不備②】人員基準に関する不備

・資格証の写しが不鮮明/添付漏れ

・実務経験証明書が必要な様式になっていない

・常勤換算で基準を満たしていない

通るポイント:指定基準に沿った人員配置表を作成、資格証・研修修了証は氏名と有効期限が明瞭なものを添付、就業予定証明書や勤務形態一覧表も活用

【よくある不備③】設備基準の不備

・図面と実際の間取りが異なる

・各室の用途が不明確(例:事務室と相談室が同一)

利用者の動線が確保されていない

通るポイント:図面には用途・面積・設備位置を明示、動線・プライバシー確保を意識したレイアウト、写真を撮る際は広角・明るさ・整理整頓が重要

【よくある不備④】運営規程・重要事項説明書の不備

・法令の要件を満たしていない記載内容

・利用料金表が古い加算区分のまま

文書の整合性がとれていない(複数書類で矛盾)

通るポイント:指定権者が公開しているモデル様式や手引きを活用、料金は最新の告示・通知に基づく内容に、文書全体の整合性をチェック(例:提供時間、加算、連絡先)

【よくある不備⑤】添付書類の不備・漏れ

必要書類の抜けや提出形式の誤り(PDF/原本など)

・申請書の記載漏れ・押印漏れ

・添付資料の順番がバラバラ

通るポイント:提出前に申請書チェックリストで再確認、書類の順番・ファイル名は行政の指定に合わせる、電子申請の場合は容量制限や拡張子にも注意

審査官はここを見る!

・書類の整合性と丁寧さ

・法人の誠実さ・実現性の高さ

・説明責任が果たされているか(例:事業運営の根拠)

通るポイント:書類から伝わる「信頼感」がカギ、疑義を持たせない構成と説明文を意識

まとめ

・最新情報の確認(手引き・通知)

・チェックリストの活用

書類の整合性と分かりやすさ

・申請書は「読み手に伝わるか」を意識して作成

申請サポートを受けるメリット

・最新の要件・書式対応が可能

・実務経験を活かしたスムーズな通過

・トラブル回避・指導対応にも安心

当事務所では、運営指導対策や処遇改善計画書の作成、研修・委員会(法定内・法定外)を実施しています。
ぜひお気軽にご相談ください。



PAGE TOP