通所介護の立ち上げ手続き｜枚方市で押さえるべき実務ポイント -

通所介護の立ち上げ手続き｜枚方市で押さえるべき実務ポイント

高齢化が進む現代社会において、通所介護（デイサービス）の需要はますます高まっています。枚方市で新たに通所介護事業を立ち上げたいと考えている法人や個人の方に向けて、行政書士の視点から「押さえるべき実務ポイント」を分かりやすく解説します。

通所介護とは、介護保険サービスの一種で、利用者が日帰りで施設に通い、入浴・食事・機能訓練などを受けられるサービスです。利用者の生活機能の維持・向上、家族の介護負担軽減に貢献する重要なサービスです。

まず、通所介護は「法人」でなければ指定を受けることができません。すでに法人をお持ちの場合は不要ですが、新たに立ち上げる場合は株式会社、合同会社、などを設立する必要があります。

次に、サービスを提供する施設（物件）を準備します。枚方市では以下の基準を満たす必要があります。

人員基準を満たす職員を配置しなければなりません。

必要書類を準備し、指定希望日の概ね2か月前までに申請します。

【主な提出書類】

住宅地にある空き家等を使用する場合、「建築基準法上の用途変更」が必要になるケースがあります。必ず建築士や行政窓口と確認をしましょう。

デイサービスは「福祉施設等」として、消防法によるスプリンクラーや防火設備の設置義務が発生することがあります。消防署との事前協議が必須です。

開業後も以下の対応が求められます。

これらの業務は、適切な体制とマニュアル整備が不可欠です。

地域の支援機関と早期に連携を図ることで、スムーズな運営に繋がります。

通所介護事業の立ち上げは、複雑な制度と多岐にわたる準備が必要です。枚方市での立ち上げを成功させるには、法令の理解、実務の段取り、地域との調和が重要なカギとなります。

当事務所では、事前相談から申請代行（提携社労士と連携）、運営支援までトータルでサポートしております。
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乾行政書士事務所は、大阪府・京都府を中心に、福祉・介護事業の指定申請サポートや運営支援を行っている医療・介護・福祉支援に特化した事務所です。

これから就労継続支援や放課後等デイサービス、訪問介護や通所介護などを開業予定の法人・個人様に向けて、指定取得支援を専門的に実施しています。

障がい福祉サービス事業（就労継続支援、生活介護、放課後等デイサービス、居宅介護、相談支援事業所等）
介護保険サービス事業（通所介護、訪問介護、認知症グループホーム等）
福祉・介護事業向け指定申請サポート（法人設立、書類作成、運営指導対策等）
運営支援（運営指導対策（書類チェック）、処遇改善計画書（実績報告書）作成、研修・委員会の実施、補助金サポート、自治体へ提出する書類の作成（例：変更届出等）、BCP作成支援）