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「とりあえず顧問」は失敗する?正しい顧問契約の考え方│介護・障がい福祉に特化した行政書士が解説します

― 介護・障がい福祉事業所が後悔しないために ―

介護・障がい福祉サービス事業所の経営者の方から、こんな声をよく聞きます。

「とりあえず顧問をつけたけど、ほとんど連絡していない」
「毎月顧問料を払っているけど、何を頼めばいいのか分からない」

実はこの状態、顧問契約としては“失敗”に近いと言えます。
本記事では、
「とりあえず顧問」がなぜうまくいかないのか
そして正しい顧問契約の考え方を、介護・障がい福祉に特化した行政書士の視点で解説します。


1.「とりあえず顧問」が生まれる背景

顧問契約を結ぶきっかけは、次のようなケースが多いです。

  • 指定申請を依頼した流れでそのまま顧問に
  • 運営指導が不安だから念のため
  • 何かあった時の“保険”として

この時点では、
「何を相談するか」「何を期待するか」が明確になっていないことがほとんどです。


2.なぜ「とりあえず顧問」は失敗しやすいのか

① 役割が曖昧なまま契約している

  • 書類チェックなのか
  • 制度相談なのか
  • 運営指導対策なのか

役割が決まっていないため、
結局、誰も動かない顧問契約になってしまいます。


② 「相談していいこと」が分からない

事業所側が、

  • これは顧問に聞く内容?
  • 現場の話をしてもいい?

と迷い、結果として相談しない顧問になります。


③ 行政書士側も受け身になりがち

「何かあればご連絡ください」というスタンスだけでは、

  • 問題が顕在化した後
  • 指摘を受けた後

の対応になりやすく、
予防型の支援ができません。


3.正しい顧問契約とは「目的を決めること」

顧問契約で最も重要なのは、
「何のために顧問をつけるのか」を明確にすることです。

目的の例

  • 運営指導への備え
  • 委員会・研修体制の整備
  • 書類と運用のズレの定期チェック
  • 制度改正への継続対応

目的が決まると、
顧問契約は“使う契約”に変わります。


4.「良い顧問契約」に共通するポイント

✔ 定期的な関わりがある

  • 月1回・四半期1回の打ち合わせ
  • 書類チェックのタイミングが決まっている

✔ 現場を前提にした相談ができる

  • 書類だけでなく運用の話ができる
  • 職員対応・委員会の進め方も相談できる

✔ 事前対応ができている

  • 指摘される前に修正
  • 問題が小さいうちに方向修正

5.顧問は「コスト」ではなく「リスク管理」

「顧問料がもったいない」と感じる時は、
顧問契約が機能していないサインです。

本来、顧問は、

  • 運営指導での指摘リスク
  • 行政対応のストレス
  • 制度理解の属人化

を減らすための経営サポートです。


まとめ|「とりあえず」から「戦略的顧問」へ

顧問契約は、

  • とりあえず結ぶもの
  • 何かあった時だけ使うもの

ではありません。

「何を守り、何を整えたいのか」を明確にしたうえで結ぶことで、
顧問は事業所にとって心強いパートナー
になります。


介護・障がい福祉に特化した行政書士として

顧問契約は、
書類作成の延長ではなく、
運営と制度をつなぐ役割が求められています。

  • 顧問をつけているが活用できていない
  • 実地指導が近づくと不安になる
  • 今の顧問契約が合っているか分からない

そんな場合は、
顧問契約の見直しから考えてみるのも一つの選択です。


乾行政書士事務所について|大阪・京都・奈良・滋賀・和歌山の福祉・介護の指定申請・運営指導対策

医療・介護・障がい福祉の開業・運営なら大阪の乾行政書士事務所

乾行政書士事務所は、大阪府・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県を中心に、福祉・介護事業の指定申請サポート運営支援を行っている医療・介護・福祉支援に特化した事務所です。

これから就労継続支援放課後等デイサービス訪問介護通所介護介護タクシーなどを開業予定の法人・個人様に向けて、指定取得支援を専門的に実施しています。

さらに、「運営支援」では、処遇改善計画書(実績報告書)作成、研修・委員会の実施、運営指導対策(書類チェック)、自治体へ提出する書類の作成、BCP作成支援等を行っています。

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  • 障がい福祉サービス事業(就労継続支援、生活介護、放課後等デイサービス 、居宅介護、相談支援事業所等)
  • 介護保険サービス事業(通所介護、訪問介護、認知症グループホーム 等)
  • 福祉・介護事業向け指定申請サポート(法人設立、書類作成、運営指導対策 等)
  • 運営支援(運営指導対策(書類チェック)、処遇改善計画書(実績報告書)作成、研修・委員会の実施、補助金サポート、自治体へ提出する書類の作成(例:変更届出等)、BCP作成支援)

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  • 全国対応可能(全国対応プランあり)

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  • 自社運営施設による「現場視点」でのコンサルティング
  • 介護、障がい福祉の様々なサービス形態の実績あり

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