- ホーム
- 介護事業, 通所介護(地域密着型通所介護)
- 通所介護(デイサービス)経営戦略
通所介護(デイサービス)経営戦略
通所介護(デイサービス)の経営戦略について、数回にわたり解説していきます。
経営者にとっては、「そんなの当然のこと!!」「経営の基本すぎる!!」と思われるかもしれません。
もう一度、基本に立ち返り、経営の見直しに役立ててもらえればと思います。
また、通所介護の経営戦略と題していますが、その他の事業(障害福祉事業同様)運営にも役立つと思います。
では、さっそくいきましょう。
1.事業戦略について考える
事業戦略の定義:企業が事業の運営において他社との競争に勝ち抜き利益を出し続けるための戦略
事業所の強みと弱みを可視化する。
強みを増やす | 弱みを減らす |
利用者やその家族に対して、どのようなメリットが生じているか具体的にイメージする。 重要ポイント:スタッフが協力しあってメリットを最大限に引き出す。 | デメリットを抽出し、分析する。 分析結果を、スタッフ同士が話し合い、デメリットの減少若しくは0にする。 |
「スタッフ同士が協力して」の部分が難しいんだよ!!という声が聞こえてきそうですね。
ただ、残念ながら職員同士の協力なくして、事業の成長はないと思います。
また、管理者だけで考えるのではなく一般職員を含めて事業戦略をたてても、おもしろいかもしれませんね。
事業所の強みと弱みを考えるときの参考題目を載せておきます。
「利用希望者が見学時に事業所へ来られた際に、アピールできる独自のポイントは?」
「職員が最近気づいた事は?(良い事・悪い事含めてすべて)」
「介護技術は他社と比較し、自分自身どのように捉えていますか?」
2.年間収支計画書を作成してみましょう
年間収支計画書を作成する際に、目標値を設定しなければなりません。
その目標値は、高すぎても低すぎても意味がありません。
実際、達成できそうな目標値の設定をおすすめします。
毎年、現在より少し上の目標値を設定し実現しましょう。
3.業務改善を試みよう
業務改善は職員の負担軽減、時間削減による新たな業務への挑戦等のメリットが多いです。
書類関係の記入を簡素化を試みてみましょう・
同じ内容の情報を記録しないで済むように同一性の記録書式を整理する。
タブレットを配布し、いつでもどこでも情報を記入閲覧できるようにする。
※Dropbox,slack等を使い情報共有し伝達漏れがないようにする。
業務マニュアルを作成
業務マニュアルを作成し業務の可視化を行う。
業務の可視化を行い、不要な業務をしていないかスタッフ同士が話し合い検討する。
業務マニュアルは、業務改善のみならず、新入職員育成のためにも使用できます。
そのため、業務マニュアルは随時更新していく必要があります。
いかがだったでしょうか。次回は、もうすこし、通所介護(デイサービス)の経営に踏み込んだ内容を解説していきます。
当事務所の顧問契約では、上記の内容等も一緒に考えます。顧問契約の内容は下記で確認して下さい。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。