通所介護(デイサービス) 経営戦略 Ⅱ

通所介護の経営戦略について引き続き解説していきたいと思います。
前回は、概要としてどの事業形態(障害福祉サービス含む)にも当てはまる経営戦略について解説しました。今回は、より通所介護の経営について解説していきます。
では、さっそくみていきましょう。

①他法人のデイサービスと連携する=自分たちで組織を作る
「いきなり、他法人のデイと連携!!なんだそれ」と思うでしょう。
他法人のデイサービスと連携し組織づくりをします。下記に組織づくりのメリットを記載しております。

メリット3選
・定期的に勉強会を開き情報交換を行う
・人脈が広がる
・自分の事業所の特徴をアピールする場ができる

それぞれのデイサービスが事業所の特徴を把握すれば、お互い助け合うことができるようになります。
また、管理者同士で経営の悩みについて話し合うことが出来ます。

②保険外サービス、イベントを開催

お泊りサービス
内科、歯科の定期健診(利用時間外に事業所内で)
外食へ出かける
月1回の出張シェフ
夕食弁当サービス

ポイントは、利用者別対応ができるか否かだと思います。
※上記のサービスを提供する場合は、保健所の確認等が必要な場合がありますので注意してください。

③生活相談員の位置づけ
デイサービス内での役割→職員のリーダー的存在、介護業務、トラブル発生時の解決
デイサービス外での役割→地域連携の中心的存在
上記、可視化するだけで、すごい仕事のボリュームが想像できます💦
生活相談員に対し期待する役割が大きくなることは必然だと思いますが、サービスの質の向上を図ったうえで、仕事の割り振るを考える必要があります。
「こんなのあたりまえだ~!!!!」と聞こえてきそうですが、下記に生活相談員のおおまかな一連の業務工程を載せています。

手順1:アセスメント利用者の不安・困り事を面談や日常生活からみつける。
手順2:介護計画書作成ケアプランを元に、介護計画書作成する
手順3:介護ケース記録通じて、介護ケアの実態を把握する
手順4:モニタリング介護計画と実際の介護にズレがないか検証する

※手順1~4を繰り返す

④関連事業の立ち上げ
関連事業の立ちあげを検討する際に、保有している資源が活用できるか考えて下さい。
おススメ事業をあげておきます。
・居宅
・介護タクシー
・介護技術のレクチャースクール
・配食サービス
職員の次のキャリアをつくることも可能になりますね。

いかがだったでしょうか。上記①~④はなかなか一歩取組むことができないことかとは思いますが、機会があればチャレンジして頂きたいと思います。

下記に、当事務所の顧問契約の内容を記載しております。

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