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介護・障がい福祉サービスの現場では、どれだけ注意を払っていても「苦情」や「事故」は発生する可能性があります。
重要なのは、トラブルを完全に防ぐことではなく、発生時に適切な対応を行い、再発防止につなげることです。
今回は、高槻市で介護・障がい福祉に特化した行政書士が、苦情対応・事故報告書の正しい書き方と、行政への報告のポイントを詳しく解説します。
「苦情」と聞くとネガティブな印象を持つ方も多いかもしれませんが、実は事業所を成長させる貴重な意見です。
利用者や家族が不満を感じても、信頼を失うかどうかは「その後の対応」にかかっています。
記載項目 | 内容の例 |
---|---|
苦情の内容 | 「職員の対応が冷たく感じた」「送迎が遅れた」など具体的に |
受付日時・対応者 | 正確な日時・氏名を記録 |
対応内容 | 話を聞いた内容、謝罪・説明の有無 |
原因・対応策 | 事実確認結果と今後の改善策 |
結果・再発防止 | 利用者への説明結果、再発防止の取組み |
管理者確認 | 管理者や法人代表の確認欄を設ける |
※記録は「いつ」「誰が」「どのように」対応したかが分かるようにすることが重要です。
行政指導や監査の際にも、苦情対応体制の整備状況がチェックされます。
事故報告は、正確さ・迅速さ・再発防止がキーワードです。
利用者が転倒・誤薬・誤嚥・物損などの事故を起こした場合、まずは人命優先で応急対応を行い、すぐに上司・家族・関係機関へ報告します。
高槻市・茨木市・枚方市をはじめ、各自治体では「重大事故」や「虐待の疑いがあるケース」は行政報告の対象となります。
以下のような場合は速やかに報告を行いましょう。
※市によって様式が異なるため、最新の指導要綱を確認しておくことが大切です。
介護・障がい福祉分野に精通した行政書士は、以下のようなサポートを行っています。
現場運営と法令遵守の両立を目指す事業所にとって、文書整備は信頼の証です。
苦情や事故は、どの事業所でも起こり得るものです。
大切なのは「隠さず」「迅速に」「誠実に」対応し、再発防止へつなげること。
記録と報告の体制を整えることで、職員の意識が高まり、利用者からの信頼も向上します。
行政対応に不安がある場合は、専門行政書士のサポートを受けることをおすすめします。
苦情対応・事故報告書の整備や行政報告の文書作成でお困りの際は、
高槻市の介護・障がい福祉専門行政書士にご相談ください。
法令遵守・現場運営・職員教育のすべてをトータルでサポートいたします。
乾行政書士事務所は、大阪府・京都府を中心に、福祉・介護事業の指定申請サポートや運営支援を行っている医療・介護・福祉支援に特化した事務所です。
これから就労継続支援や放課後等デイサービス、訪問介護や通所介護などを開業予定の法人・個人様に向けて、指定取得支援を専門的に実施しています。
さらに、「運営支援」では、処遇改善計画書(実績報告書)作成、研修・委員会の実施、運営指導対策(書類チェック)、自治体へ提出する書類の作成、BCP作成支援等を行っています。
指定申請のご相談、開業サポート、運営支援のご依頼など、まずはお気軽にご連絡ください。
福祉・介護事業の立ち上げから継続運営まで、全力でサポートします。
当事務所では、障がい福祉・介護事業の支援に加え、ご利用者やご家族の生活全体を支えるため、遺言・後見・死後事務などの民事業務にも対応しています。現場の実情を理解した行政書士として、福祉と法務の両面から支援いたします。
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