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「香川県で介護タクシーを開業したい」そう考えている方が増えています。
高齢者の通院や退院、施設への入退所、車いすでの外出など、介護タクシーが必要とされる場面は決して少なくありません。
一方で、介護タクシーは「車を買って、二種免許を取得すれば始められる」という単純な事業ではありません。
介護タクシーを開業するためには、一般乗用旅客自動車運送事業(福祉輸送事業限定)の許可を受ける必要があり、営業所、車庫、車両、資金計画、運行管理などについて、事前にしっかりと準備する必要があります。
四国運輸局でも、介護タクシーについて許可申請から法令試験、審査、許可、事業開始までの流れが定められています。
今回は、香川県で介護タクシーを開業する方が特に注意したい「よくある失敗」を5つに絞って解説します。
まず、介護タクシーの開業について基本を確認しておきましょう。
介護タクシーは、一般乗用旅客自動車運送事業のうち「福祉輸送事業限定」として許可を受けて行う事業です。
香川県で開業する場合も、営業所の所在地などに応じて、四国運輸局・香川運輸支局での手続きが必要になります。
そして、許可申請では、
など、複数の項目を総合的に準備していく必要があります。
そのため、開業準備の順番を間違えると、予定していた開業時期が大きく遅れてしまうことがあります。
介護タクシー開業で非常に多いのが、
「良い中古車を見つけたので、先に購入してしまった」
というケースです。
これは注意が必要です。
介護タクシーでは、車両についても事業計画との整合性を考える必要があります。
例えば、
によって、選ぶ車両は変わります。
さらに、車両だけではなく、営業所や車庫などの条件も同時に確認しなければなりません。
中古の福祉車両を見ると、「この価格なら買っておきたい」と思うこともあるでしょう。
しかし、開業準備では「安く買うこと」よりも、「自分の事業計画に合った車両を選ぶこと」が重要です。
購入してから、「この車では想定していたサービスができない」
となれば、買い直しになる可能性があります。
介護タクシーの車両選びは、できれば許可要件や事業内容を整理したうえで進めましょう。
次に注意したいのが、営業所や車庫です。
介護タクシーを開業するとき、
「自宅の一部を営業所にしよう」
「知り合いの土地を車庫として借りよう」
と考える方もいるでしょう。
しかし、単純に「使える場所だから大丈夫」とは限りません。
営業所や車庫については、事業計画や使用権原、関係法令などを踏まえて確認する必要があります。
実際の申請では、営業所や車庫などについて必要な資料を準備して提出することになります。
特に注意したいのが、
「契約してから確認する」
という順番です。
理想は、
候補地を見つける
↓
介護タクシーの営業所・車庫として使用できるか確認
↓
必要な条件を整理
↓
契約
↓
許可申請
という流れです。
先に長期契約をしてしまった後で問題が判明すると、開業前から余計な費用が発生する可能性があります。
介護タクシーを始める方の中には、
「二種免許を持っているから、すぐに介護タクシーを始められる」
と考えている方もいます。
しかし、ここには大きな注意点があります。
運転者として必要な資格と、事業者として必要な許可は別物です。
介護タクシー事業を行うためには、道路運送法上の許可を受ける必要があります。
つまり、
二種免許=介護タクシー事業の許可
ではありません。
二種免許は運転者としての資格に関するもの。
一方、介護タクシーの営業を行うためには、事業者として必要な許可・手続きがあります。
「介護福祉士だから介護タクシーを開業できる」
というわけでもありません。
介護福祉士などの介護資格は、利用者への介助サービスを考えるうえで大きな強みになります。
しかし、介護資格があることと、旅客自動車運送事業の許可を取得できることは別の話です。
ここを最初に理解しておくことが、介護タクシー開業の第一歩です。
これも、介護タクシー開業後によくある失敗です。
許可を取得すると、
「これで介護タクシーの仕事ができる」
という安心感があります。
しかし、
許可取得=集客成功
ではありません。
介護タクシーは、一般的なタクシーとは利用方法や顧客との接点が大きく異なります。
そのため、開業前から営業方法を考えておくことが重要です。
例えば、
など、介護タクシーを必要とする方と接点のある場所を考えておく必要があります。
香川県で介護タクシーを開業する場合も、
「香川県全域から仕事を取る」
と最初から考えるより、
まず自分がどの地域を中心に営業するのか
を決めることが大切です。
例えば、
など、営業拠点によって利用者層や移動距離も変わります。
「誰を対象に、どの地域で、どのような移動をサポートするのか」を明確にしておくと、営業先やホームページの内容も作りやすくなります。
最後の失敗は、「介護タクシー=車を買うためのお金」と考えてしまうことです。
実際には、車両以外にもさまざまな費用が発生します。
例えば、
などです。
さらに重要なのが、
「開業してすぐに十分な売上が発生するとは限らない」
ということです。
許可を取得し、営業を開始してから顧客が増えていくまでには時間がかかることがあります。
そのため、開業時には「初期費用」だけでなく、「開業後しばらく事業を継続するためのお金」まで考えておく必要があります。
ここまで5つの失敗を紹介しました。
改めて整理すると、
福祉車両を先に購入する
営業所・車庫を確認せず契約する
二種免許や介護資格があれば開業できると思う
許可を取得すれば仕事が自然に入ると思う
車両代だけで開業資金を考える
これらに共通しているのは、
「事業全体を考える前に、一部分だけ先に進めてしまう」
ことです。
介護タクシー開業では、
事業計画
↓
営業所・車庫
↓
車両
↓
資金計画
↓
必要書類
↓
許可申請
↓
許可後の準備
↓
事業開始
↓
営業・集客
というように、全体の流れを考えて準備することが大切です。
四国運輸局の案内でも、許可申請後には法令試験や審査が行われ、許可後にも登録免許税、運賃・運送約款、事業用自動車の登録、運輸開始届など、事業開始までに必要な手続きがあります。
介護タクシーは、単純に「車を運転する仕事」ではありません。
利用者の身体状況や家族の希望を考えながら、安全に移動をサポートする仕事です。
そのため、開業前から、
まで考えておくことが重要です。
香川県で介護タクシーを開業する際、最初の大きな目標は「許可を取得すること」になるでしょう。
しかし、本当のスタートはそこからです。
許可を取得した後に、
「どうやって利用者に知ってもらうのか」
「どうやって病院や介護施設から紹介してもらうのか」
「どうすればリピーターになってもらえるのか」
を考えていく必要があります。
だからこそ、開業前の段階で「許可申請」と「開業後の経営」を別々に考えるのではなく、最初から一つの事業計画として考えておくことをおすすめします。
香川県で介護タクシーを開業する場合、準備を始める前に「よくある失敗」を知っておくことは非常に重要です。
特に、
① 車両を先に買わない
② 営業所・車庫を先に契約しない
③ 二種免許や介護資格だけで開業できると思わない
④ 許可取得だけで仕事が入ると思わない
⑤ 車両代だけで開業資金を考えない
という5点には注意しましょう。
介護タクシーは、許可要件を満たすだけでなく、開業後に継続できる事業として準備することが大切です。
「香川県で介護タクシーを始めたいけれど、何から準備すればいいかわからない」
「車を購入する前に確認しておきたい」
「営業所や車庫が要件を満たしているか不安」
「自分で許可申請できるか知りたい」
という方は、早い段階で専門家に相談しておくと安心です。
介護タクシーは、準備の順番を間違えないことが成功への第一歩です。
香川県での介護タクシー開業を検討している方は、ぜひ「許可を取ること」だけではなく、「開業後も続けられる事業を作ること」を意識して準備を進めてみてください。
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